NGO、ロシアの最新電子戦システムのドンバス被占領地への配備を報告
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ウクルインフォルム
ロシア連邦は、ウクライナ東部の占領地域に軍用電子戦システムを引き続き投入し続けている。
11日、東部・クリミアの情勢を伝える活動を行うNGO「インフォーム・ナパーム」が、欧州安保協力機構(OSCE)ウクライナ特別監視団(SMM)の報告を引用しつつ、最新のロシア製電子戦システムのドンバス地方への配備を示す情報を提示した。
インフォーム・ナパームは、SMMが11月28日と12月7日に公開した日報にて、ロシアのジャミング・システム「R-330Zh ジーテリ」と「R-934」、電波監視・電波放射源追跡システム「RB-636 Svet-KU」を確認し、写真を掲載していることを喚起している。
インフォーム・ナパームの専門家たちは、得られた写真を分析し、高い確率でロシアのジャミング・システム(電波妨害局)「R-330Zh ジーテリ」と「R-934」、電波監視・電波放射源追跡システム「RB-636 Svet-KU」が再びドンバス地方にて確認されたのだと指摘し、ロシア軍がこれらをネットで覆い隠そうとしているが、これらシステムの持つ特徴が写真の中で確認できると説明している。