ロシアはウクライナで試した手法を欧州や米国で利用しようとしている=米臨代大使
ウクルインフォルム
ロシア連邦は、ウクライナで試した手法を、欧州や米国でも利用しようとしている。
4日、ウィリアム・テイラー在ウクライナ米国臨時代理大使が外務省直轄外交アカデミーでの会合にて発言した。外交アカデミーがフェイスブック・アカウントで動画を公開した。
臨代大使は、「ロシアは、ウクライナで試したことを、欧州や米国に持って行き利用しようとしている。ある著名な作家、エール大学の歴史家は、私たちがクレムリンを止めなければ、私たちは不自由への道を進むことになると述べた。その不自由への道は、ウクライナを通じて、東ヨーロッパ、西ヨーロッパ、そしてアメリカ大陸へ続いているというのだ」と発言した。
臨代大使は、その周知のロシア連邦の戦術とは、偽情報の拡散、サイバー攻撃、ハイブリッド戦争等であると強調した。
テイラー臨代大使は、2014年のロシアによるクリミア併合は第二次世界大戦終結後初めて武力で国境を変更する試みとなったことを喚起し、その行為はすなわち、1945年以降の世界秩序の侵害なのだと説明した。
臨代大使は、ウクライナは「自国の戦士、制裁、社会全体でもって」ロシア連邦と戦っているのだと強調した。その際、臨代大使は、欧州やカナダは、このロシア侵略に対して、制裁発動と軍事支援をウクライナに供与することで戦っており、米国はウクライナに殺傷性のある兵器の供与、制裁発動、軍事準備支援によりこの戦いに加わっているのだと説明した。
臨代大使は、「私たちは、ルールに基づいた国際システムを回復しなければならない。ウクライナは、出来事の中心にあり、戦いの最先端にいるのだ。ウクライナは私たちにと非常に重要であり、ウクライナは勝たねばならないのだ」と強調した。