ゼレンシキー大統領、ドンバス地方の戦死者を追悼
ウクルインフォルム
29日、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、戦死した軍人の追悼式典に参加した。
大統領府が動画を公開した。
式典には、大統領の他、ダニリューク国家安全保障国防会議書記、ポルトラク国防相、アヴァコウ内務相、ホムチャーク参謀総長等が参加した。
政府代表者や戦死した軍人の親族達が献花を行った。
なお、24日、ゼレンシキー大統領は、8月29日をウクライナの独立、主権、領土一体性のために亡くなった「ウクライナ防衛者追悼日」と定める大統領令に署名したことを発表している。
8月29日は、2014年同日、ドネツィク州イロヴァイシクにて、ウクライナの諸部隊が包囲からの脱出を始めた日である。ウクライナに侵攻していたロシア連邦正規軍は、その時点までに、イロヴァイシクにてウクライナの諸部隊を包囲しており、その際ウクライナ側は、ロシア側と脱出ルート(緑の回廊)について合意。しかし、ロシア正規軍は、ウクライナ部隊が回廊を通じて包囲を脱出している最中に、合意を破って攻撃を開始した。これにより、公式データでは、366名のウクライナ軍人・治安機関職員が死亡、429名が負傷し、更に128名が人質となり、158名が行方不明となっている。