ルハンシク州スタニツャ・ルハンシカにおける双方の前線拠点の解体作業が継続=OSCE監視団
ウクルインフォルム
8月25日、東部ルハンシク州スタニツャ・ルハンシカの兵力等引き離し地点において、ウクライナ軍とロシア武装集団の前線拠点の解体作業が行われた。
26日、欧州安全保障協力機構(OSCE)ウクライナ特別監視団(SMM)が日報にて報告した。
日報には、「8月25日、SMM要員は、スタニツャ・ルハンシカ(ルハンシクから北東15キロ)近郊の橋の壊れた部分から北に位置するウクライナ軍の旧前線拠点と、同橋の壊れた部分から南の武装集団の旧前線拠点(どちらの拠点も引き離し地点域内)の解体作業が継続していた」と書かれている。
報告書には、SMM要員がウクライナの国家非常事態庁職員3名が金属探知機を持ち、ウクライナ軍の旧前線拠点の南にある砂やタイヤに対して検査を行っているのを見たと書かれている。その他、SMMは、クレーンが同拠点の壁や屋根からタイヤをトラックに積み、そのトラックが引き離し地点から去っていくのを観察したとのこと。また、同様に、同拠点から砂がトラックに積み込まれるのも見たことが伝えられている。
報告書には、同様に、武装集団側の様子が報告されている。SMMは、少なくとも5名の武装集団構成員が砂の詰まったタイヤや木材を旧拠点から撤去し、それらを橋の下に放り投げているのを見たと報告している。SMMはその他、同拠点の近くにて、少なくとも4名の「JCCC」との腕章をした武装集団構成員を見かけたとも伝えた。