三者コンタクト・グループ会合開催:ウクライナは東部の橋修理開始の準備を表明

三者コンタクト・グループ会合開催:ウクライナは東部の橋修理開始の準備を表明

ウクルインフォルム
21日、ウクライナ・ロシア・欧州安全保障協力機構(OSCE)からなる「三者コンタクト・グループ」(TCG)の会合が、ベラルーシのミンスクで開催された。ウクライナ側は、8月22日からルハンシク州スタニツャ・ルハンシカの橋の修理を開始する準備があると表明した。

オリフェルTCGウクライナ代表広報官が自身のフェイスブック・アカウントにて伝えた。

同広報官は、「ウクライナ側は、TCGのマーティン・サイディックOSCE特別代表に対して、自らが負っている義務である、スタニツャ・ルハンシカの橋のある地区の地雷除去を終了したことを報告し、2019年8月22日午前から歩行者用橋の修理を開始する準備があることを伝えた」と書き込んだ。

また、同広報官は、橋の修理作業開始には、ルハンシク州一部地域(編集注:被占領地域)の武装集団の検問地点の解体が不可欠であり、更にその後、スタニツャ・ルハンシカ通過検問地点地区にて双方が同時かつ対称的に防御施設を解体しなければならないと指摘した。

加えて、オリフェル広報官は、この橋に関係する全ての作業は、OSCE特別監視団(SMM)との緊密な連携のもとで行われるということで合意に至ったと伝えた。

広報官は、TCGは7月21日に発表された停戦は概してドンバス地方の治安状況に肯定的影響をもたらしたと指摘したが、死傷者数をゼロにはできていないと報告し、9月に学業年度が始まることから、無期限停戦の更なる遵守は特に重要であると強調した。

また、広報官は、被拘束者の相互解放に関わる建設的な作業が継続していると報告した。

TCGの下部グループの一つである社会・経済問題作業部会では、ドンバス全域の間断ない水供給が優先課題の一つであると指摘された。オリフェル広報官は、現在ドンバス地方全住民の人道状況改善の手段の模索が継続していると伝え、ドネツィク・ルハンシク両州一部地域(編集注:被占領地域)におけるウクライナの国営・民営資産の返還問題に更なる注意を向けるべきだという点で作業部会の全ての参加者が同意したと報告した。

なお、7月31日に開催されたTCGの前回の会合では、スタニツャ・ルハンシカの橋の周辺地域の地雷除去を8月1日から開始することで合意していた。更に、TCGは、スタニツャ・ルハンシカ地区の防御施設の解体は同時かつ対称的に行うことで合意していた。しかし、ウクライナ側JCCCは、この「対称的解体」はロシア占領者側により実現できていないと伝えている。


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