ポロシェンコ大統領、2014年9月のミンスク合意署名時の背景に言及

ポロシェンコ大統領、2014年9月のミンスク合意署名時の背景に言及

ウクルインフォルム
ポロシェンコ大統領は、2014年9月5日に署名されたドンバス地方の停戦等の合意をまとめた「ミンスク議定書」は、その前にウェールズでの北大西洋条約機構(NATO)首脳会談で本件について署名が決まってから、ミンスクで署名されたのだと発言した。

ポロシェンコ前大統領がウクラインシカ・プラウダ通信へのインタビュー時に発言した。

ポロシェンコ前大統領は、「9月5日…もうすぐ5年経過である。それはミンスクで決められたのではない。9月5日、ウェールズ、カーディフでのNATO首脳会談で決まったのだ。私はこれまでこのことを話したことはない。それは奇跡であった。私がNATO首脳会談へ向かった時、ここ(ウクライナ)では、署名ができるなど、ロシアの侵攻が止められるなど、誰も信じていなかった」と発言した。

同前大統領は、2014年9月5日付ミンスク議定書の発効は、午前0時からでもなく、午後10時からでもなく、正午からでもなく、午後6時からとなっていると明かし、その理由として、第95空挺部隊と第79空挺部隊が襲撃から戻る必要があったからだと説明した。

同前大統領は、「この襲撃がなければ、おそらく、ミンスクはうまくいかなかったであろう。なぜなら、相手側は私たちにどのような兵力があるか理解していなかったし、ロシア軍の部隊は常に、どこからか現れるウクライナの空挺部隊と戦闘しているという情報を受け取り続けていたからである。午後6時、彼らは衝突線の奥に去り、そこでミンスク(合意)が発効したのである」と発言した。

前大統領はまた、ウクライナ軍が甚大な被害をこうむった「イロヴァイシク」や「デバリツェヴェ」の戦闘について話す際には、ウクライナ軍が対峙していた相手がロシア正規軍の兵であったことを認識しなければならないと強調した。

さらに、前大統領は、デバリツェヴェ戦からの撤退について回顧し、「私は、ウクライナの部隊のデバリツェヴェからの撤退開始の夜のような出来事は、他の誰にも起こるべきでないと思っている。あの時、セメン・セメンチェンコ氏(編集注:最高会議自助党会派議員、元ドンバス大隊隊長)がフェイスブックに詳細な撤退ルートを公開したのだ。最悪である!『極秘』の撤退命令が開示され、セメンチェンコ氏に渡され、彼はそれをフェイスブックにアップロードしたのだ。あなたもそれを見たら、『どうなっているのだ?!』と思うことだろう。そして、その夜、一切の通信手段を遮断した中で、兵の命を救うためにルートを変更せざるを得なかったのだ。困難であった。神を信じるしかなかった」と発言した。

前大統領は、ドンバス情勢がどのような状態で始まり、ウクライナがここまでどのようなことを経験したかを思い出せば、誰かがウクライナは敗北したのだと述べても、「私は決して同意しない」と発言した。

なお、2014年9月4、5日、ウェールズ南部では、第26回NATO首脳会談が開催されていた。同首脳会談には、冷戦終了後、初めてロシアの代表団が参加していなかった。

ポロシェンコ大統領(当時)は、同首脳会談の会場で米国、イタリア、英国、ドイツ、フランスの首脳と非公式会談を開き、ウクライナ情勢について協議していた。NATO加盟国首脳たちは、その際、ウクライナに人道支援と非殺傷性武器の供給準備を発表するとともに、ポロシェンコ大統領が提案した「和平計画」への支持を表明している。

同首脳会談の際に開催された、ウクライナ・NATO委員会会合にて、NATO加盟国首脳たちは、ウクライナの主権、領土一体性への支持を発表し、また同委員会は、ロシアがウクライナの主権と領土一体性を侵害し続けていること、ロシア連邦軍がウクライナへの直接軍事作戦に加わっていること、ロシア首脳陣がウクライナ東部の武装集団に武器を供給し続けていること、ウクライナとの国境地域に何千の人員からなるロシアの部隊が戦闘準備体制に入っていることを指摘していた。

ミンスク議定書、あるいは最初のミンスク合意は、2014年9月5日にミンスクで三者コンタクト・グループ(TCG)参加者により署名されたものである。OSCEからはタリアヴィーニ特別代表、ウクライナからはクチマ元大統領、ロシア連邦からはズラボフ駐ウクライナ・ロシア大使が署名した。これに加え、同議定書には、ザハルチェンコ(武装集団「DPR首長」)とプロトニツキー(武装集団「LPR首長」)の署名もあるが、両名の署名部分には何の肩書きも書かれていない。


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