停戦違反者には懲戒処分が行われる=三者コンタクト・グループ声明
ウクルインフォルム
7月21日に開始が宣言されるドンバス地方の停戦は、違反した者に対する懲戒処分が想定されていることがわかった。
18日、欧州安全保障協力機構(OSCE)ウェブサイトに掲載された、ウクライナ・ロシア・OSCEからなる三者コンタクト・グループ(TCG)の声明に書かれている。
声明には、「(TCGは)双方の高等司令官が公に行う停戦命令を受け入れ、遵守することの重要性、停戦違反の場合の効果的な懲戒処分とOSCE特別監視団(SMM)による違反の報告の重要性を強調する」と書かれている。
また、声明には、「TCGは、ドネツィク・ルハンシク両州一部地域代表者の参加を得た上で、2019年7月21日に00時01分(キーウ(キエフ)時間)から開始される包括的で、持続可能かつ無期限の停戦への完全なコミットメントを再確認する」と書かれている。
加えて、同声明には、前進と諜報・工作作戦を行わないこと、狙撃銃を含めた如何なる種類の武器も使わないこと、学校、保育園、病院、公民館を含む、民間インフラ施設をはじめとする、民間人居住区やその近隣に重火器を配置しないことの重要性が強調されている。
さらに、「TCGは、ドネツィク・ルハンシク両州一部地域代表者の参加を得た上で、OSCE・SMMの技術品使用を含む監視・検証マンデートにのっとって、SMMによるウクライナ全土への安全なアクセスを保障することが義務付けられている」と書かれている。