OSCE監視団、スタニツャ・ルハンシカ引き離し地点において、武装集団構成員を繰り返し確認

OSCE監視団、スタニツャ・ルハンシカ引き離し地点において、武装集団構成員を繰り返し確認

ウクルインフォルム
7月6日、欧州安全保障協力機構(OSCE)ウクライナ特別監視団(SMM)は、ルハンシク州のスタニツャ・ルハンシカの兵力等引き離し地点領域内にて、「JCCC(合同管理調整センター)」と書かれた腕章をしたロシア占領軍の戦闘員4名の存在を確認した。

8日に公開されたSMM報告書に書かれている

報告書には、「スタニツャ・ルハンシカの橋から南の武装集団の以前の前線地点と、橋から南に位置する武装集団の検問地点の間にて、SMMメンバーは、少なくとも4名の武装集団構成員を確認した(それぞれが「JCCC」と書かれた腕章をつけていた)」と書かれている。

さらに、SMMは、7月7日にも、同じ地点にて5名の武装集団構成員を目撃。その内、4名が同様に「JCCC」と書かれた腕章をしていたとのこと。

なお、7月4日、ウィーンで開催されたOSCE常駐理事会会合において、イェウヘン・ツィンバリューク駐国際機関ウクライナ常駐代表が、スタニツャ・ルハンシカ周辺の非政府管理地域において、「JCCC」と書かれた腕章をつけた軍服姿の男性が出現したことをSMMが確認しているが、これは引き離し地点におけるロシア軍人のプレゼンスを合法化するあけすけな試みであると発言している。

その際、ツィンバリューク常駐代表は、ロシア連邦は以前JCCCから無根拠に自らの将校を離脱させたのであり、ロシア将校の代わりに違法武装集団構成員を勝手にJCCC構成員と名乗らせることはできないと指摘した。

JCCC(合同管理調整センター/ Joint Centre for Control and Co-ordination)とは、2014年にウクライナとロシアが設置に合意した、ミンスク諸合意履行をコントロールするための両国の将校から構成されていた組織。2014年9月26日、ドネツィク州ソレダール市(ウクライナ政府管理地域)にセンター本部が置かれた。しかし、2017年12月18日、JCCCを構成していたロシア将校75名全員がJCCCを一方的に離脱し、ロシアへ帰国したことが、SMMにより確認されている。


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