マリウポリ方面にて、露占領軍から民間バスに銃撃 負傷者なし
ウクルインフォルム
ウクライナ東部ドネツィク州マリウポリ近郊のチェルマリクの葬式への移動に使われるバスが、ロシア占領軍の攻撃の被害を受けた。
2日、管理調整共同センター(JCCC)ウクライナ側が統一部隊作戦本部広報室のフェイスブック・アカウントにて報告した。
発表には、「2月2日、午後0時30分、チェルマリク町(マリウポリから北東)にて、葬式が行われていた。『葬儀用』と書かれた看板を付けた葬儀参列者を乗せたバスが墓地へと移動していたところ、このバスがロシア武装集団・同傭兵から銃撃を受けた」と書かれている。
このバスの右側に複数の弾痕が確認されている。JCCCは、奇跡的に乗客には銃弾が当たらなかったと伝えた。
発表には、「遺体を運ぶバスが墓地へと到着すると、墓地には埋葬のための3名を残し、バス運転手は、残りの乗客を銃撃現場から遠ざけるため、安全な場所へと連れて行った」と書かれている。また、その後もロシア占領軍側から墓地方面への銃撃がしばらく続いたことが伝えられた。
ウクライナ側JCCCは、占領政権とロシア武装集団による民間人居住地への銃撃を非難するとともに、武装集団が国際人道法のあらゆる規範を違反していると強調した。