ウクライナはケルチ海峡通行をあきらめない:ポルトラク国防相

ウクライナはケルチ海峡通行をあきらめない:ポルトラク国防相

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ウクライナは、自国艦船のケルチ海峡通行をあきらめない。あきらめることは、ロシアによるアゾフ海の完全占領を意味することになる。

6日、ステパン・ポルトラク国防相がテレビ「プリャミー(直)」局の番組で発言した。

同国防相は、「国連海洋法条約やあらゆる国際法にのっとると、艦船が検査を受けることは全くないはずであり、ここでもロシアはまた海洋法条約に違反しているのである。私たちは、どの条約にも全く違反していないし、これまでと全く同じように行動していた。私たちは、ケルチ海峡を通行する自らの権利、アゾフ海を航行する権利をあきらめない」と強調した。

また、同国防相は、仮にウクライナがケルチ海峡の通行をあきらめたら、それは「ロシアによる(アゾフ海の)完全な占領」を意味してしまうことになり、ウクライナはまた一つ領域を失うことになってしまう。それは看過できない」と強調した。

その上で、次回の通行に関して、同国防相は、「我々部隊の交代を行うための次回通行準備ができたら、私たちは、全ての国際規範・法を遵守して、同様の通行を行うであろう」と指摘した。

同時に、同国防相は、ケルチ海峡近海でロシア連邦軍人の捕虜となったウクライナ海軍軍人については、「我々の海軍軍人のおかれている状態は、わかるであろうか、非常に困難な話である。彼らは英雄である。なぜなら、もし彼らが発砲していたら、引渡し等なく、全てが全く異なることになっていたであろう。なぜなら、ロシアは、その時(発砲のような)挑発を期待し、それに向けて構えていたのである。ロシア連邦保安庁(FSB)とロシア黒海艦隊とウクライナ海軍軍人の間のやり取りでは、ロシア側はウクライナ側をばかにし、侮辱的な振る舞いをし、最後には武器まで使用したのである。(ウクライナ側の)抑制があったからこそ、大規模な侵略を防げたのである」と指摘した。

これまでの報道にあるように、11月25日、ロシア連邦の国境警備船が、オデーサからマリウポリへ向かっていたウクライナの艦船3隻に対し激突や砲撃などの攻撃的行為をとった。その後、ロシア特殊任務部隊がこの3隻(ベルジャンシク、ニコポリ、ヤニ・カプ)をだ捕した。ウクライナ海軍の情報では、この3隻に乗っていた24名のウクライナ軍人全てが拘束された。

また、拘束された軍人のうち、21名はモスクワの拘置所「レフォルトヴォ」へ移送、3名は病院「マトロスカヤ・ティシナ」へ運ばれたことが判明している。


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