大統領府、アゾフ海上のロシアの挑発行為にコメント
ウクルインフォルム
ロシア連邦のウクライナ海軍艦船に対する行動は、侵略行為であり、アゾフ海上とケルチ海峡における情勢激化を目的とするものである。
ウクライナ大統領府広報室の公式コメントをウクルインフォルムが入手した。
コメントには、「ロシアによる、ウクライナの海域を自らのものとし、ウクライナや他国の船舶の自由な航海を禁止する試みによる、国際法規範、国連海洋法条約への著しい違反を非難する。ロシアの侵略行為は、国際社会からの、断固とした非難と制裁を含む対応を要するものである。ポロシェンコ大統領は、この目的の下、欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の首脳陣と直接コンタクトのできる状況にある」と書かれている。
また、大統領は、外務省に緊急に、G7各国や国連安全保障理事会理事国に対してアゾフ海・黒海・ケルチ海峡のロシアの犯罪行為につき連絡するよう指示を出し、また国連・欧州安全保障協力機構(OSCE)でも本件を議題にすべく準備をするよう指示したとのこと。
大統領府は、「ウクライナは、EU、アメリカ、カナダ、その他のパートナー国とともに、ロシアによるクリミア自治共和国とアゾフ海の軍事化に関する国連決議案を作成した。この決議案は、12月に国連総会で審議されることになる」と強調した。