ロシア、ウクライナ艦船に対し、停止を要求。武器を使用するとの脅迫も
ウクルインフォルム
ロシアの船舶は、ケルチ海峡のウクライナ海軍の船団に対し、停止をしなければ武器を使用すると脅迫している。
25日、ウクライナ海軍広報室が発表した。
発表には、「ウクライナ海軍の船団がケルチ海峡を抜けたところで、ロシアの船舶が追跡を開始し、最後通牒の形で、停止を要求し、止まらない場合は武器を使用すると伝達。また、ロシア連邦保安庁国境警備局船舶『ドン』には、移乗攻撃を目的としてスペツナズ(特殊任務部隊)が乗り込んだとの情報が入った」とある。
ウクライナ海軍は、脅迫や挑発はあるが、課題遂行を続けると強調した。
また、これに先立ち、イーホル・ヴォロネンコ・ウクライナ海軍司令官は、ウクライナの装甲カッター船は、ケルチ海峡付近に駐留しており、戦闘態勢に入っており、ロシアのありうる上陸に対する準備ができていると発言していた。
これまでの報道にあるように、ウクライナ海軍司令部は、25日、ウクライナの船団に対してロシアの国境警備庁船舶が攻撃的行為を実施。それにより、タグボート「ヤニ・カプ」の主エンジン等が損壊したと発表していた。