アゾフ海でロシア国境警備庁船舶がウクライナ軍タグボートに激突

アゾフ海でロシア国境警備庁船舶がウクライナ軍タグボートに激突

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アゾフ海で、ロシア国境警備庁の船舶が、ウクライナ海軍のタグボートに激突した。

25日、ウクライナ海軍司令部が公表した。

発表には、「(ロシアの)国境警備船舶『ドン』が、我々の急襲用タグボートに激突した。その結果、タグボートの主エンジン、船舶外装部と滑落防止ロープ部が損壊、救助ボートを損失した」とある。

また、事件発生経緯は、11月25日、装甲カッター2隻「ベルジャンシク」、「ニコポリ」と急襲用タグボート「ヤニ・カプ」が、オデーサ港からアゾフ海のマリウポリ港への予定されていた航行を進めていた。航行に関しては、航行の安全を保証するために、国際規範に則った事前報告がしてあった。

しかし、国際海洋法条約とウクライナ・ロシア間のアゾフ海・ケルチ海峡利用協力協定に反し、ロシアの国境警備庁の船舶「ソボーリ」、「ドン」、「マングスト」、小型船「スズダレツ」が、ウクライナの船舶に対して、明らかに攻撃的とみられる行為を行い始めた。その中で、「ドン」がウクライナの「ヤニ・カブ」に激突してきた。

また、事件の経緯は、以下のように記述されている。11月25日午前3時58分、ウクライナ軍の「ベルジャンシク」が治安上の国際規範を守るために、ロシア連邦保安庁国境警備局の沿岸配備地点のあるケルチとカフカーズの海洋港に連絡し、ケルチ海峡の通過につき伝達。連絡は受信されたが、応答はなかった。午前4時07分、ケルチ港の管制局「ベーレグ23」とロシア黒海艦隊小型対潜艦「スズダレツ」の間で、ウクライナ海軍の艦船が現れたことに関する協議が行われていることが確認された。同時に、ウクライナ海軍艦船からの連絡に対しては、ケルチ、カフカーズの両港管制局からは引き続き応答がなかった。そして、ロシア国境警備庁の艦船は、ウクライナ軍の艦船と危険な距離で移動していたと指摘している。全ての違法行為は、船員と海軍司令部が記録し、関連国際機関に提出されると発表された。

発表によれば、占領国側の管制局は、国際協定の保証する航行の自由を確保することを拒否したとあり、本件がロシアによる国際法規範を完全に無視する行為であることが指摘されている。

また、ロシアの行為とは無関係に、ウクライナ海軍の船舶一団は引き続きマリウポリ港を目指すとしており、航行の自由は国際法で保証されたものであることが強調された。

写真:ウクライナ海軍広報室


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