統一部隊作戦本部、ドンバス地方で10平方キロメートル領域のコントロール獲得との情報を否定
ウクルインフォルム
統一部隊作戦本部は、8月以降、ドンバス地方で安全圏を10平方キロメートル拡大したとの情報を否定しつつ、4月の統一部隊作戦の開始以降では被占領地域のコントロールを計15平方キロメートル回復していることを説明した。
1日、ヴヤチェスラウ・ペトロウシキー統一部隊作戦広報室長がウクルインフォルムの記者に伝えた。
ペトロウシキー広報室長は、「サイト『オボズレヴァテリ』が拡散した情報は、誤りです。私は、統一部隊作戦の開始から、ウクライナ軍が15平方キロメートルのコントロールを得ていることを強調します。つまり、敵の突然の攻撃から部隊を防衛する安全確保のための地帯が15平方キロメートル拡大したということです」と述べた。
また、同広報室長は、同拡大は、「ピウデンネ」、「ゾロテー4」等に関係すると説明し、「(この拡大の)実行は、『グレー』ゾーンからの攻撃から安全を確保するために行われました。主な目的は、配置地点と部隊の周辺に安全地帯を創設することです」と強調した。
1日、ウェブサイト「オボズレヴァテリ」は、8月初頭以降、ウクライナ東部のドンバス地方の統一部隊作戦圏において、ウクライナ軍が安全地帯を10平方キロメートル以上拡大したと発表していた。つまり、この発表では、セルヒー・ナイェウ統一部隊作戦司令官による、同作戦開始以降ウクライナ軍が15平方キロメートルのコントロールを獲得したという最新の公式情報以降、さらに同地帯を拡大したということを意味していた。
なお、ドネツィク・ルハンシク両州領域における反テロ作戦は、4月30日に統一部隊作戦へと変更されている。