中国国民2名、ウクライナ製ミサイル「ネプトゥーン」に関する機密文書持ち出し容疑で拘束

中国国民2名、ウクライナ製ミサイル「ネプトゥーン」に関する機密文書持ち出し容疑で拘束

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ウクライナの法執行機関は、ウクライナ製ミサイルシステム「ネプトゥーン」に関する機密文書を中国治安機関に渡そうとしていた中国国民2名を摘発、拘束した。

検事総局広報室が公表した

発表によれば、まず6月26日に、中国籍男性1名にスパイ容疑を伝達。

この男性は、24歳のキーウの大学の元学生で、2023年に学業不振で大学を退学になったものの、その後もキーウに留まっていたという。男性は、ウクライナ防衛戦力の兵器開発に関係するウクライナ国民を勧誘しようとしていたという。キーウ市及びキーウ州のウクライナ保安庁(SBU)総局捜査管理局が実施している公判前捜査にて、この外国人がミサイルシステム「ネプトゥーン」に関する文書を収集しており、中国の治安機関及び総参謀部と密接な関係を持つ自身の父親に引き渡す予定であったことが判明したという。発表には、「これはウクライナ防衛戦力の特異な兵器であり、あらゆる種類の戦闘艦および揚陸艦に攻撃を加えるための設計となっている。ロシア連邦黒海艦隊の旗艦であるミサイル巡洋艦『モスクワ』は、この『ネプトゥーン』によって破壊された」ことが喚起されている。

この情報をウクライナの特殊機関の職員から入手し、それを渡そうとした際に、この中国国民は拘束され、現在この人物は拘留中だと発表されている。

もう1人の関与者は1人目の男性の父親で、中国に常住していたが、息子の諜報活動を直接調整するために断続的にウクライナを訪れていたという。この父親は7月7日にウクライナ領内に入国し、翌日にはキーウ市の中国大使館を訪問。7月9日、裁判前捜査の一環として、彼も拘束されたという。検察は、父親にもスパイ容疑を通達し、拘留を求める申し立てを裁判所に行う予定だという。


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