「メドヴェチュークのパイプ」の一部差し押さえ=汚職対策局
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ウクルインフォルム
親露政党「野党生活党」幹部のヴィクトル・メドヴェチューク氏の所有として知られる、石油パイプライン「サマラ〜西方」の一部が差し押さえられた。
国家汚職対策局(NABU)がテレビグラム・チャンネルにて伝えた。
発表には、「NABUと特別汚職対策検察(SAP)の主張を受け、高騰反汚職裁判所は、ウクライナ領にある、主要石油製品パイプライン『サマラ〜西方』の一部である技術コンプレクス資産を差し押さえた。資産は、国家資産捜索返還庁の管理下に置かれる」と書かれている。
発表には、差し押さえは、ウクライナ領を通る石油パイプラインの一部の所有権をロシア連邦と関係のある可能性のある主体に対する譲渡をめぐる捜査の一環で主導されたものだと書かれている。この汚職スキームは、NABUとSAPが2017年から捜査しているものだと説明された。
捜査官は、違法なパイプライン獲得の証拠だけでなく、それらの国家への返還可能性についても分析ができたと伝えており、そのために、検事総長、司法省、国家資産庁との協議が行われてきたと発表した。
なお、2月19日、ゼレンシキー大統領は、国家安全保障国防会議(NSDC)の決定を発効させる形で、石油パイプライン「プリカルパッチャ・西方トランス」を国家に返還させていた。
写真:NABU