ウクライナ汚職捜査機関、ワクチン購入捜査を開始
ウクルインフォルム
国家汚職対策局(NABU)は、ワクチン購入に関する刑事捜査を開始した。
10日、マクシム・フリシチューク特別汚職対策検察(SAP)長代行が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
フリシチュークSAP長代行は、「NABUは、数日前にワクチン購入に関する捜査を開始した」と発言し、具体的には2月3日から捜査が始まっていると補足した。
同時に、フリシチューク氏は、本件につきさらなる詳細は発表しなかった。
なお、これに先立ち、2020年12月30日、ウクライナ保健相は、中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製コロナワクチン190万回分を緊急供給する契約を締結したと発表していた。
また、1月11日には、ウクライナの医薬品製造企業グループ「レクヒム」が、中国シノバック社との間で、新型コロナウイルス・ワクチン500万回分をウクライナへ供給することで合意を結んだとも発表している。
その後、複数報道機関は、シノバック社ワクチンの購入価格が不当に高くなっていると指摘していた。