汚職犯罪捜査官、キーウ市区行政裁判所裁判長に出廷命令を手交

汚職犯罪捜査官、キーウ市区行政裁判所裁判長に出廷命令を手交

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ウクルインフォルム
政権高官の汚職犯罪に特化して刑事捜査を行う国家汚職対策局(NABU)は、出廷要請に3か月間応じていないパウロ・ヴォウク容疑者(キーウ市区行政裁判所裁判長)に、1月5日に高等反汚職裁判所への出廷を命じる文書を手交した。

24日、NABU広報室が公表した

発表には、「12月23日、NABU捜査官は、キーウ市区行政裁判所裁判長(編集注:パウロ・ヴォウク氏)に、高等反汚職裁判所への出廷命令を手交した。

NABUと特別汚職対策検察(SAP)は、2021年1月5日、高等汚職裁判所の次の法廷にて、同容疑者を待つ」と書かれている。

また発表には、出廷命令の手交は、元最高会議(国会)議員であり、ある法律大学の学長が主催した祝賀会の最中であったと書かれており、祝賀会に指名手配中であったヴォウク容疑者が招待客として訪れていたのだと説明されている。

NABUは、このような状況での出廷命令の手交となった原因は、同容疑者が3か月以上にわたり、予審判事の元へ現れず、容疑者の義務を果たさなかったからあと説明した。

NABUはまた、「2020年10月の時点で、NABUとSAPは、高等反汚職裁判所に対して、キーウ市区行政裁判所裁判長への未決囚予防措置選択の根拠を提出していた。しかしながら、本件審議の法廷は、容疑者が出廷しないことにて、開廷できずにいた。そのため、捜査班は、容疑者出廷命令という別の手段を取ることにし、出廷命令を同人物の職場へ送付した。しかしながら、そこでも、問題が生じた。(キーウ区行政府)裁判所事務所は、NABUに対して、『本人が受け取りを拒否するため』出頭命令を渡すことが不可能だとの報告を受けたのだ」と伝えた。

NABUは、容疑者が出廷せず、登録居住地にも不在であり、捜査官から隠れていることから、同容疑者を指名手配し、容疑者の拘束・拘留の許可を得るべく、高等司法評議会への要請案を検事総長に提出したが、その後1か月経過しても、検事総長は一切の説明なく署名しておらず、高等司法評議会へも要請を提出していないと説明した。

続けてNABUは、12月23日にも同容疑者の未決囚予防措置選択法廷が予定されていたが、容疑者は出廷せず、同裁判は1月5日に再延期されたと説明。その中、12月23日、NABUとSAPは、ようやく容疑者本人に直接出廷命令文を手交できたと指摘した。出廷命令を受け取り拒否と命令内容の容疑者への伝達は、動画にて記録されているとあり、容疑者への命令内容伝達時の動画が公開されている。

NABUはまた、「このような、裁判長が他の裁判所の要請を体系的に無視するという愚かしい状況が生じているのは、このキーウ区行政裁判所裁判長の拘束が、不可侵権によって不可能となっているためである。この権利は、司法の維持のためではなく、刑事責任から逃れ、裁判前捜査と裁判から隠れるために利用されている」と主張し、さらに検事総長と高等司法評議会が適切な行動をしないことが司法システムの体系的危機を示していると指摘した。

NABUはまた、出頭命令を手交した宴会の場につき「同人物以外に、そこには憲法裁判所の裁判長(編集注:トゥピツィキー氏)やその他裁判官もいた。これら人物は、高等裁判官選考委員会、高等司法評議会へのコントロール確立、これら機関の業務への意図的な妨害、公務員活動への干渉を通じた権力奪取に関する刑事捜査における証言者という手続き上の地位を有している」と伝えた。

なお、パウロ・ヴォウクキーウ区行政裁判所裁判長は、NABUにより、影響力の悪用、権力奪取と金銭授受を通じた決定採択を目的とした犯罪組織の創設の容疑がかけられており、現在指名手配対象となっている。


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