反汚職裁判所、キーウ州議員に禁固5年・資産没収の判決
ウクルインフォルム
高等反汚職裁判所は、キーウ(キエフ)州議会議員であるオレクサンドル・メフォジヤ容疑者に対して、治安機関や裁判所などへの影響行使のために違法な報酬を受け取った罪にて、禁固5年、資産没収の判決を下した。
15日、高等反汚職裁判所広報室が伝えた。
発表には、「6月15日、高等反汚職裁判所の裁判官一同は、キーウ州議会議員による、刑法典第369-2条3項の定める刑事犯罪実行における有罪を認めた。(中略)裁判官一同は、禁固5年と資産の一部である自家用車の没収の形の刑罰を定めた」と書かれている。
発表には、この議員が、2019年4月、接収された資産の返還を目的とする治安機関、検察、裁判所の職員への影響力行使を引き換えとして、違法な報酬を受け取ったと記されている。
なお、今回の有罪判決は、判決公表から30日以内に高等反汚職裁判所控訴院に控訴することが可能。
これに先立ち、昨年4月、キーウ州議会急進党議員であるオレクサンドル・メフォジヤ氏が、ビジネスマンに対して5000ドルにて、治安機関との間の問題を解決すると提案、両者の間で金銭が受け渡された際に、同議員は拘束されていた。