裁判所、チョルノヴォル元最高会議議員に自宅拘禁措置を選択
ウクルインフォルム
キーウ(キエフ)市ペチェルシキー地区裁判所は16日、国家捜査局により殺人罪の容疑のかけられたテチャーナ・チョルノヴォル元最高会議議員に対して、未決囚予防措置として、電子ブレスレット装着の上での24時間の自宅拘禁を言い渡した。
パウロ・ヴォウク裁判官が判決を宣言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ヴォウク裁判官は、「(検察側の)要求を満たす。容疑者に未決囚予防措置として、自宅拘禁措置を適用する」と発言した。
裁判所はまた、チョルノヴォル容疑者に対して、命令がある場合に必ず出頭・出廷すること、許可なく居住自治体を離れないこと、居住地・就職先の変更を捜査官、検察官、裁判官に報告すること、証言者との接触を控えること、国外渡航用旅券を提出すること、(居場所を明らかにする)電子ブレスレットを装着することなどを義務付けた。
これに先立ち、10日、国家捜査局は、、元最高会議議員(人民戦線党会派)のテチャーナ・チョルノヴォル氏に対して、2014年2月のマイダン革命期における地域党事務所放火による殺人の容疑を伝達した。
なお、これに対して、アルセン・アヴァコウ内務相は、同捜査をチョルノヴォル氏に対する復習だとコメントしている。
欧州連帯党と祖国党は、チョルノヴォル氏の身元保証をする旨発表している。
テチャーナ・チョルノヴォル氏は、第8最高会議議員(人民戦線党会派)であり、ウクライナの記者・市民活動家として知られる人物。