武装集団「LPR」工作員リーダーに対し、9年間の懲役刑判決

武装集団「LPR」工作員リーダーに対し、9年間の懲役刑判決

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保安庁(SBU)の捜査結果により、ロシア特殊部隊の課題を受けてテロ準備を行っていた、武装集団「LPR」のテロ工作グループのリーダーに対し、9年間の懲役刑が言い渡された。

23日、保安庁広報室が伝えた

発表によれば、SBU職員が同人物を拘束したのは2017年7月、ハルキウにおいてだという。発表には、「同工作員居住地と滞在地の家宅捜索時、治安機関職員はヘキソーゲン600グラム、電気マッチ5個、サプレッサーとセットの拳銃『ワルサー』、9ミリ口径銃弾100弾、通信手段、ドローンを押収した。捜査において、被拘束者が2014~16年、『モルドヴィン』のコードネームを用いて、通称『LPR』と呼ばれる団体のテロ活動に積極的に参加していたことが判明。同人物は、テロ組織『LPR/KGB』(2014年同名称を有していた)における指揮官を担っていた。更に、『LPR』人民警察第2軍集団にも所属し、デバリツェヴェのウクライナ軍人の防衛地点に対する襲撃を行っていたこともある。SBU職員は、同人物が当該時期にロシア連邦参謀本部総局(GU)代表者と通称『LPR』人民警察軍集団の代表者(ロシア連邦国民クドリンD.I.、コードネーム『フーリガン』とウクライナ国民デルソウC.H.、コードネーム『オデーサ』)によって雇われていたことを確認した。同人物は、この2名から、ウクライナ政府管理地域における複数テロの実施の課題を受けていた」と書かれている。

この、コードネーム「モルドヴィン」を名乗る人物は、2016年にハルキウ市に来た後、、公的空間でのガス爆弾を使った車両爆破という「課題」遂行の準備を開始。SBUは、指示者は民間人の被害発生を認めていたと伝えた。

また、発表には、代替案として、ドローンを用いた国家機関関係者の滞在地への爆発物投下も検討されていたと書かれている。

同人物は、拘束後に、通称「ブラックリスト」なるものが存在することをウクライナ治安機関に伝達したという。発表によれば、その「リスト」にはロシア連邦と偽共和国の特殊機関が抹消を計画していた国家関係者や社会の活動家が列挙されており、抹消の目的は愛国的活動の沈静化、社会情勢の不安定化、国内対立の人為的激化であったと書かれている。

今回、ルハンシク州スヴァチウシキー地区裁判所は、同氏に有罪とし、懲役9年の判決を言い渡したという。

写真:SBU広報室


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