裁判所、パシンシキー元国会議員を逮捕判決
ウクルインフォルム
7日、元最高会議(国会)議員(人民戦線党)のセルヒー・パシンシキー氏に対し、2016年に同氏が個人間の争いにて拳銃を使用した件で、裁判所は未決囚予防措置として2か月間の逮捕の判決を下した。
キーウ(キエフ)市ぺチェルシキー地区裁判所が判決を言い渡した。ニュースサイト「フロマツィケ」がフェイスブック・アカウントで伝えた。
報道には、「セルヒー・パシンシキー氏は、12月4日まで逮捕される予防措置が取られた。同氏には、2016年の銃撃にて怪我を負わせた容疑がかけられている」と書かれている。
パシンシキー氏は、同判決を「犯罪だ」とし、「捜査内容は偽造されている。裁判官は、あらゆる法規定を違反した」と発言した。
同氏の弁護士は、同判決を控訴すると発表した。
なお、本件は、2016年12月31日、キーウ州ヴァシリキウシキー地区の村にて、パシンシキー氏と地元住民ヴヤチェスラウ・ヒミクス氏の間で生じた事件に関する裁判。パシンシキー氏は、その際拳銃グロック19で相手を負傷させている。同氏は、同拳銃は2014年3月、当時同氏が大統領府長官代行だった際に褒賞でもらったものだと述べていた。
ヒミクス氏は、その際の銃弾にて左足ももを骨折。医師の診断では、同骨折は重傷に該当すると言われていた。