キーウ地下鉄・橋爆破予告事件、警察が犯人の男性を拘束

キーウ地下鉄・橋爆破予告事件、警察が犯人の男性を拘束

ウクルインフォルム
18日、キーウ(キエフ)市内の地下鉄の通行する橋にて、男性が橋の爆破を予告、警察の無人機に対して発砲する等していたが、同日夕刻、同男性は警察により拘束された。

アンドリー・クリシチェンコ・キーウ市警察長官が記者団に発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

警察の発表によれば、犯人は、元ウクライナ軍人であるとのことで、3か月前に解任されており、同人物は爆発物を所有していなかったとのこと。

同日の事件の成り行きは以下のとおり。

18日午後、匿名の男性が地下鉄「赤線」のアカデムミステチコ駅からアルセナリナ駅間、及び、リソヴァ駅からダルニツャ駅間に爆発物を仕掛けたと連絡をしたことから、警察が赤線の通るドニプロ川に架かる橋において、乗用車と地下鉄の通行を停止した。

その後、治安機関による特殊作戦が開始。爆発物捜索班、警察特殊部隊「コルド」、交通警察、捜査班、救命隊、国家警護隊が出動。部隊がドニプロ川に架かる橋を包囲すると、橋の上の不明の人物が拳銃にて発砲しつつ、橋を爆破すると脅迫。

午後6時台、橋にて複数回発砲が聞こえる。不明の人物は、警察が操縦する無人機に向けて発砲した模様。特殊作戦下で警察所有の装甲輸送車が到着。

警察が、犯人を特定。男性は、反テロ作戦に参加していたオレクシー・ベリコ、クリミア出身者であることが判明。

作戦遂行中、キーウ市内の交通は混乱に陥り、地下鉄に長蛇の列ができ、車道に大渋滞が発生した。

午後7時台、警察が男性を拘束。


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