ウクルインフォルム・プレスセンターへの襲撃 職員負傷

ウクルインフォルム・プレスセンターへの襲撃 職員負傷

ウクルインフォルム
7月30日夕方、ウクライナ国営通信局「ウクルインフォルム」のプレスセンターにて、ドンバス地方の第50選挙区の選挙に関する記者会見が行われていた際、「伝統と秩序」と書かれたTシャツを着た若い男性複数名が入り込み、マイク等の機材やドアを破壊していった。

プレスセンターに侵入したこの人物たちは、記者会見を行っていた最高会議選挙出馬のアンドリー・アクショーノウ候補に対して「分離主義者、アクショーノウ!」「恥を知れ!」などと叫んだ。

その際、男性たちがウクルインフォルムの職員3名に殴打されて負傷している。そのうち1名は、医師の診断によれば、目に後遺症の残る傷を負った他、身体に多くのあざができている。また破損した機材の被害総額は、数万フリヴニャと評価されている。

現場には、通報を受けた警察官が訪れ、襲撃を行った男性2名が警察署に連行された。

アンドリー・アクショーノウ氏(無所属)は、第50選挙区から立候補していた人物。現時点の結果では、同候補の得票率で2位。同選挙区では、野党ブロック党から出馬したルスラン・トレブシュキン氏が当選の見込みである。

7月31日、国家警察は、この「伝統と秩序」のTシャツを着た男性たちからウクルインフォルム職員への暴行に関して刑事捜査を開始したと発表した。アンナ・ズブリェヴァ・キーウ市警察シェウチェンキウシキー地区課の広報担当が発表した。

同時に、ウクルインフォルムが情報源から得た情報では、ウクルインフォルム自体への襲撃、国の資産に属する機材の破壊に関する刑事捜査は現在まで開始されていない。

8月1日、欧州安全保障協力機構(OSCE)のアルレム・デジル報道の自由問題担当代表は、ツイッター・アカウントにて、このウクルインフォルム・プレスセンターへの襲撃事案を非難するメッセージを発表した

デジル代表は、「私は、ウクライナ、キーウの7月30日のウクルインフォルム通信プレスセンターへの攻撃を非難する。同通信の複数の職員が攻撃の被害を受け、機材はダメージを受けた。私は、政権に対して本件の完全な捜査を行い、攻撃実行者を起訴するよう呼びかける」と書き込んだ。


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