ウクライナ東部、撃墜マレーシア航空機の破片の警備をしていた武装集団戦闘員が拘束

ウクライナ東部、撃墜マレーシア航空機の破片の警備をしていた武装集団戦闘員が拘束

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国境警備隊ドネツィク・ルハンシク地域局作戦隊員は、2014年7月当時に撃墜されたマレーシア航空機MH17の破片の警備をしていた人物を拘束したと発表した。

27日、国境警備庁が発表した。

発表には、「統一部隊に加わっている国境警備隊ドネツィク・ルハンシク地域局作戦隊員は、通報にもとづき、違法武装集団『ヴォストーク』の活動に直接参加していたウクライナ国民男性を拘束した。同戦闘員の犯罪活動は、ソーシャルメディア上で、ロシア武装集団により撃墜されたマレーシア航空機MH17の破片の後ろに同人物が映し出されていることによって、確認できている」と書かれている。

発表によれば、この戦闘員は、ほぼ2か月、同航空機の破片と物的証拠の警備を行っていたとのこと。同人物自身は、同航空機を撃墜したミサイルが当時ロシア傭兵に占領されていたドネツィク州シャフタール地区フラボヴェの地区から発射されたとの情報を認めている。

拘束された41歳の男性は、被占領地で強姦に対する断罪で収容所に拘禁された後、2014年7月に、自発的に武装集団への参加を決めたと述べた。ロシア武装集団側から与えられた課題は、シャフタール地区の検問所での活動であったとのこと。同男性は、その検問所で、民間人に対する犯罪行為を目撃したと述べており、一度は武装集団側の要求に従わなかった男性に対する射殺が行われたと証言した。

2014年7月、戦闘の活発化を受けて、同男性は、ロシア武装集団から脱走し、しばらくの間被占領下イェナキエヴェに隠れていたという。翌年2月、「平和な」生活を送るため、ウクライナ政府のコントロールする地域へ移動することを決め、ドネツィク州のトレツィクへ引っ越したと述べた。

現在捜査が継続しているとのこと。

なお、2014年7月17日、マレーシア航空機MH17は、アムステルダムからクアラルンプールへ飛行中、ウクライナ東部ドンバス地方の被占領下にある地域の上空で撃墜された。乗客・乗員合計298名が全員死亡した事件である。

2016年9月、国際共同捜査チーム(JIT)は、同事件の技術捜査の結果として、同航空機が、親露武装集団支配地域から地対空ミサイルシステム「ブーク」により発射された弾頭「9M38」により撃墜されたことを判明させていた。

2018年5月24日には、国際捜査グループ(JIT)は、は、MH17を撃墜したロシアのミサイルの破片を公開しつつ、ミサイルがロシアのクルスクを拠点とするロシア軍第53対空ミサイル旅団に属するものであることが判明したと発表している。


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