マンヘル容疑者、ハンジューク活動家の攻撃を組織したのは保安庁の将校だと発言

マンヘル容疑者、ハンジューク活動家の攻撃を組織したのは保安庁の将校だと発言

ウクルインフォルム
ヘルソン州議会議長であり、ハンジューク活動家殺害組織の容疑がかけられているウラディスラウ・マンヘル氏は、同活動家攻撃を組織したのは自身ではなく保安庁(SBU)のダニーロ・ドツェンコ将校であると発言した。

13日、マンヘル氏が、自身に対する未決囚予防措置選択の裁判審議の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

マンヘル氏は、「私は、ダニーロ・ドツェンコ氏が警察の信頼失墜を目的にカテリーナ・ハンジューク氏への攻撃を組織したのだと考えている」と発言した。

マンヘル氏は、ハンジューク氏はドツェンコSBU将校の配下にあった人物であり、SBUと緊密に協力していたと発言した。

また、マンヘル氏は、自身へかけられたハンジューク氏殺害容疑は政治的な決定であり、容疑文には自身の犯罪関与の証拠がないと発言しつつ、同時に「私とハンジューク氏は関わったことがなく、ハンジューク氏がインターネットで公開していた動画記録の中にも、私の名前はヘルソン州の幹部ポストにいる他の人物以上に出てくるわけではない」と指摘した。

マンヘル氏はさらに、ドツェンコSBU将校が個人的な会話の中で祖国党とティモシェンコ同党党首に対する嫌悪を繰り返し述べていたと発言し、「ドツェンコ氏はヘルソン州の祖国党を破壊するために努力すると述べていた」と述べた。

また、マンヘル氏は、ドツェンコ氏がヘルソン州で複数の犯罪組織を作り上げ、森林伐採などを行ってきており、同組織が警察に捕まるたびにドツェンコ氏が介入して解放させていたため、SBUと警察の間の対立の原因となっていたと発言した。

マンヘル氏は、自身の生命の危機を感じているとし、「捜査側は、私が生きていなくても良いと思っているであろう。証拠はないし、私が抹殺されれば、本件を抹消できるからだ」と延べ、さらに「私は自殺をするつもりはない」とも発言した。

なお、同日の裁判では、検察側は、マンヘル氏に対する未決囚予防措置として、保釈金の設定なしの逮捕を要求している。

これまでの報道によれば、2月11日、ルツェンコ検事総長が、ヘルソン州議会議長であるウラディスラウ・マンヘル氏に対して、昨年7月31日に硫酸をかけられ死亡した活動家カテリーナ・ハンジューク氏の殺害を組織した容疑が伝達されたことを発表していた。

ドツェンコ氏は、2017年8月22日から、SBU国家保護局局長となっている人物。同氏は、それ以前はSBUヘルソン州局長を務めていた。


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