キーウ市内にて記者に対する集団暴行事件発生 警察は容疑者9名連行

キーウ市内にて記者に対する集団暴行事件発生 警察は容疑者9名連行

ウクルインフォルム
24日夜、キーウ(キエフ)市内のヴィドゥビチ地区にて、「ストップ・汚職」の撮影チームに対して、身元不明の人物による集団暴行が発生した。

同日、記者のロマン・ボチカラ氏がフェイスブック上の自身のアカウントで伝えた。

ボチカラ氏は、「記者たちは、治安機関職員2名とともに、砂の盗難が発生している場所を訪れていた。そこには、武装した若者たちがおり、盗んだ砂を載せたトラックの通行を管理していた。この若者は、記者たちを見ると、記者の顔にガスを吹きかけたり、雪の上に押し倒して殴ったりし始めた。銃の使用もあり、また、次来たら殺すとの脅迫もあった。負傷した活動家(記者)の一人は、(国家警護隊)アゾフ連隊の退役兵であり、反テロ作戦の参加者として表彰された人物である。負傷した彼らは、病院に運ばれた」と書き込んだ。

ボチカラ氏によれば、記者の一人は歯を折られ、動画カメラ担当はうなじに内出血ができ、撮影班が使っていた車両は、斧で攻撃され、窓ガラスが割られたと説明、金銭の入ったかばんも盗まれたと伝えた。

なお、同氏は、キーウ市内のヴィドゥビチ地区は、最大規模の違法な砂の採掘場があり、年間1億フリヴニャ相当の盗掘が行われていると説明した。

また、この事件に対して、25日、キーウ市警察は、現場捜査を行った際に、今回の暴行の容疑者である9名を連行したと発表した。これら容疑者は、自らを警備員だと名乗ったとのこと。

発表には、「キーウ市内の記者に対する暴行容疑で、9名の人物を警察署に連行した。彼らは、証言をしており、また人物特定をはじめとした捜査が続いている。今回の襲撃により、犯人には、最大9年の懲役刑が想定される」と書かれている。

警察は、事件現場調査の過程で、斧、ガス缶、ナイフ2本、使用許可書付ゴム弾銃、猟銃、外国産拳銃、銃弾、車両3台を押収したと発表した。


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