汚職対策局、対外情報庁副長官に対する捜査を開始
ウクルインフォルム
国家汚職対策局(NABU)は、セルヒー・セーモチコ対外情報庁第一副長官に対する刑事捜査を開始した。
3日、アルテム・シートニクNABU長官が、最高会議(国会)汚職防止・対策委員会の会合において発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
シートニク長官は、ヴィクトル・チュマーク議員から、セーモチコ副長官に対する調査報道を受けてNABUは捜査を開始したのかとの質問に対し、刑法典第368-2条にのっとった刑事捜査を登録したと発言した。NABUのツイッターでも、「私達のお金」による調査報道の情報を受けて、NABUが同第一副長官に関する刑事捜査を登録したことが発表された。
シートニク長官は、「同捜査は、本日登録された。私たちはこれまで同人物の資産分析を行っていたが、捜査の登録は本日、番組放送後である。私たちは、自分達の分析結果と放送内容をあわせ、刑事捜査登録を行った」と発言した。
刑法典368-2条第3項は、公務員による違法な多額資金の取得の際の責任を規定している。
これまでの報道では、10月1日、調査報道番組「私達のお金」において、セーモチコ対外情報庁第一副長官が高額の不動産を所有しており、親族がロシア国籍を所有していると報じられていた。