ゼレンシキー宇大統領、ロシア軍のウクライナ各地への攻撃受け「戦争は終わらせねばならない、『止めよ』を聞くべきはモスクワ」

ゼレンシキー宇大統領、ロシア軍のウクライナ各地への攻撃受け「戦争は終わらせねばならない、『止めよ』を聞くべきはモスクワ」

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ウクライナのゼレンシキー大統領は18日、前日夜から同日朝にかけてのロシア軍による攻撃につきコメントし、現在の戦争は終わらせねばならず、「止めよ」を聞くべきはモスクワだと訴えた。

ゼレンシキー大統領がフェイスブック・アカウントにメッセージを掲載した

ゼレンシキー氏は、「それはロシアの全くもって誇示的でシニカルな攻撃だった。彼らは、今日ワシントンで戦争終結のための会談があることを知っているのだ」と指摘した。

また同氏は、「トランプ大統領と重要なことについて話し合う。対話には、ウクライナと一緒に、英国、フランス、ドイツ、イタリア、フィンランド、欧州連合(EU)、北大西洋条約機構(NATO)のリーダーたちが参加する」と伝えた。

同氏はさらに、皆が尊厳ある平和と真の安全保障を欲しているが、正にその瞬間にロシアはハルキウ、ザポリッジャ、スーミ州、オデーサ、集合住宅、民間インフラを攻撃しているのだと強調した。

そして同氏は、それはロシア人による意図的な殺戮、子供殺しだと指摘した。

同氏は具体的に、ハルキウでは現時点で死者が7名確認されており、最も若い死者は1.5歳の幼児だとし、さらに児童を含む数十人が負傷したと伝えた。

ハルキウへの攻撃の被害 写真:ヴヤチェスラウ・マジイェウシキー/ウクルインフォルム

同氏はまた、ザポリッジャでは、ミサイル攻撃により、20人が負傷、3人が死亡したと喚起した。

ザポリッジャへのミサイル攻撃の被害 写真:ドミトロー・スモリイェンコ/ウクルインフォルム

加えて同氏は、オデーサでは意図的にアゼルバイジャン企業の保有するエネルギー施設が攻撃されたと伝え、「つまり、それは私たちの関係とエネルギー独立性への攻撃だ」と訴えた。

オデーサ州への攻撃の被害 写真:ニーナ・リャショノク/ウクルインフォルム

その上で同氏は、ロシア軍事機構は「とにかく命を滅ぼし続けている。プーチンはウクライナや欧州にさらに圧力をかけ、外交的努力を侮辱するために、示威的に人を殺しているのだ。だからこそ、私たちは、殺人停止の支援を待っている。だからこそ、信頼できる安全の保証が必要なのだ。だからこそ、ロシアはこの戦争で一切の報奨を得てはならないのだ」と強調した。

同氏は、「戦争は終わらせねばならない。そして、『止めよ』を聞くべきはモスクワだ」と訴えた。

なお、18日、ゼレンシキー大統領は、米ホワイトハウスでトランプ米大統領と会談する。また、ホワイトハウスへは複数の欧州首脳も訪れる。


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