ウクライナ東部ポクロウシクに残る住民数は1327人=軍行政府
ウクルインフォルム
近郊でのロシア侵略軍の攻勢が続くウクライナ東部ポクロウシク市には、現在も1327人の住民が残っている。
ドブリャク・ポクロウシク市軍行政府長官がテレビ番組出演時に発言した。
ドブリャク氏は、「今日、ポクロウシク市内には住民が1327人残っている。状況は非常に苦しい。人々は、市の外に歩いて出なければならなくなっている。そこで、彼らは集められ、パウロフラードまで送られている。残念ながら、市内に(編集注:車両で)入ることはほぼ不可能だ。なぜなら、敵が動くもの全てを砲撃しているからだ」と伝えた。
また同氏は、市内の電力供給、集中給水、暖房の供給は2024年12月27日以降ないと報告した。同氏はそして、先週は給水所がまだ機能していたが、ロシア軍によって3度目の破壊を被ったと指摘した。他方で市内には、井戸が300以上あるため、人々はそこで水を得ることができているという。
同氏は加えて、先週時点では市内の1地区に唯一の商店が営業していたが、それもすでに閉鎖したと伝えた。そして同氏は、人々のところには人道支援が運び込まれており、人々には備蓄があるものの、それにも際限があると指摘した。人道支援を統括して持ち込むことはできないため、住民の避難に関わっている軍人が必要な時に支援品を小分けにして運び込んでいるという。
写真:コスチャンティン・リベロウ