ロシア軍のザポリッジャ州刑務所への空爆で17名の受刑者が死亡=ウクライナ司法省
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ウクルインフォルム
ウクライナの司法省は、28日夜のロシア軍によるウクライナ南部ザポリッジャ州ビレンケ矯正収容所(刑務所)への空爆により、受刑者17名が死亡、42名が負傷したと報告した。
司法省がフェイスブック・アカウントで報告した。
司法省は、「2025年7月28日、23時28分頃、ロシア軍が誘導航空爆弾4弾によりビレンケ矯正収容所の敷地に空爆を行った。同攻撃により施設の食堂が完全に破壊され、事務所と隔離所が著しく破壊された。攻撃の結果、受刑者の内17名が死亡、42名が負傷した」と伝えた。
また報告には、重傷者は保健省の医療機関に搬送されたとある。
さらに司法省は、「約40人が様々な程度の身体的損傷を負った。施設職員の1人が軽傷(顔面への破片による損傷)。施設の秩序維持のために、国家刑事執行庁の警備職員約50名が投入された。犠牲者全てに治療が施されており、彼らは施設の医務室、当直部門、その他の部署での監視下にある。施設の周囲は損傷しておらず、受刑者の脱走の危険はない」と伝えた。


司法省はまた、民間インフラ施設、とりわけ刑事施設への攻撃は戦争犯罪とみなされるとし、今回の攻撃はロシア軍による国際人道法への重大な違反にあたると強調した。