ロシア軍、ミサイル18弾と無人機約400機でウクライナを攻撃=ゼレンシキー宇大統領
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ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は10日、ロシア軍が前夜にミサイル18弾、無人機約400機(内約200機が自爆型)で攻撃を仕掛けてきたと報告した。
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで伝えた。
ゼレンシキー氏は、「本日未明、ロシアは約10時間にわたり、大規模な複合攻撃を行った。弾道ミサイルを含む18弾のミサイルと、約400機の自爆型無人機、そのうち約200機が『シャヘド』だった」と伝えた。
同氏はまた、攻撃の主な標的はキーウ市とキーウ州であったとし、またチェルニヒウ州、スーミ州、ポルタヴァ州、キロヴォフラード州、ハルキウ州も攻撃を受けたと伝えた。そして同氏は、「残念ながら、キーウでは2人の死者が出たことが判明している。犠牲者遺族と近親者に哀悼の意を表する。現時点で、16人の負傷者も確認されている」と報告した。
その上で同氏は、「これはロシアによるテロの明白な伸長である。毎晩の数百機の『シャヘド』、恒常的な攻撃、ウクライナの町々に対する大規模な攻撃。それは、加速の必要を意味する。制裁を加速させ、ロシアにテロの影響を感じさせるべく、圧力をかける必要がある。パートナーたちは、武器生産への投資と技術開発を加速させる必要がある」と強調した。
さらに同氏は、10日、「有志連合」のパートナーと交渉すると伝えた。その際同氏は、「今日、パートナーと、とりわけ有志連合で、迎撃用無人機の生産のための追加資金拠出と、ウクライナへの防空システム供給について話し合う。課題は完全に明確だ。このようなロシアの攻撃には厳しく対応しなければならない。まさにそのように対応する」と書き込んだ。
これに先立ち、ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、キーウに対して大規模なミサイル・無人機攻撃を行なっていた。現時点で、死者が2名、負傷者が16名出たことが判明している。