ロシア軍攻撃に対する迎撃戦の際にウクライナの「F16」操縦士が死亡
ウクルインフォルム
28日から29日にかけての夜間のロシア軍による大規模ミサイル・無人機攻撃の際に、ウクライナの戦闘機「F16」の操縦士マクシム・ウスティメンコ中佐が死亡した。
ウクライナ空軍司令部がフェイスブック・アカウントで報告した。
空軍司令部は、「6月29日未明、ロシア占領軍は、様々な種類のミサイルと攻撃用無人航空機により、ウクライナに対して再び大規模なミサイル・無人機攻撃を実施した。合計で500以上の空中目標が使用された」と伝えた。
そして、これに対する迎撃戦には、利用可能なあらゆる防衛手段が投入されたとし、特に空軍の航空機、とりわけ戦闘機「F16」が再び効果的に任務を遂行し、その操縦士たちが数十機の「シャヘド」を撃墜したと書かれている。
同時に、「残念ながら、今夜、大規模な空撃を撃退する中で、戦闘機『F16』に乗っていた1993年生まれの一等操縦士であるマクシム・ウスティメンコ中佐が命を落とした」と報告されている。
空軍は、「同操縦士は搭載兵器の全てを使用し、7つの空中目標を撃墜。最後の目標に対応している最中、彼の航空機は損傷し、高度を失い始めた。マクシム・ウスティメンコ氏はあらゆる手を尽くし、機体を自治体から遠ざけたが、脱出が間に合わなかった…。彼は、英雄として、命を落とした」と伝えた。
写真:空軍(X)