ロシア軍、再びキーウをミサイルと無人機で攻撃 現時点で死者6名、負傷者19名
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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、22日から23日にかけての夜間、キーウ市とキーウ州をミサイルや無人機で攻撃した。
キーウ市では現時点で死者が6名、負傷者が19名出たことが判明している。クリチコ・キーウ市長がテレグラム・チャンネルで伝えた。
クリチコ市長は、「(編集注:キーウ市内の)シェウチェンキウシキー地区ではすでに6名の死者が判明している。捜索救助作業が続いている」と伝えた。
キーウ市シェウチェンキウシキー地区におけるロシア軍複合攻撃の被害 写真:ダニーロ・アントニューク、キリロ・チュボチン/ウクルインフォルム
クリメンコ内務相は、テレグラム・チャンネルにて、キーウの被害につき「シェウチェンキウシキー地区、ポジリシキー地区、ホロシーウシキー地区、スヴャトシンシキー地区、ソロムヤンシキー地区、ダルニツィキー地区が攻撃で被害を受けた。最も激しい被害はシェウチェンキウシキー地区だ。集合住宅の一角全体が破壊された」と報告した。
キーウ市軍行政府広報室は、ロシアの複合攻撃を受けてキーウ市内では公共交通機関の運行に変更が行われていると伝えた。
地下鉄駅「スヴャトシン」近くとイヴァナ・ヴィホロウシコホ通り近くは車道が封鎖されており、これを受けて公共交通機関のルートが一部変更されているという。
キーウ市内の地下鉄駅の被害 写真:キリロ・チュボチン/ウクルインフォルム
スヴャトシン駅の被害
また、クリメンコ内務相は、キーウ州ビラ・ツェルクヴァ市では、住宅と医療機関が損傷、1名が死亡、8名が負傷したと報告した。
クリメンコ内務相は、「キーウ州ビラ・ツェルクヴァ。住宅インフラと医療インフラが損傷、1名死亡、8名負傷だ」と書き込んだ。
また同氏は、攻撃の被害を取り除く作業の際に、救助隊員2名が負傷したと伝えた。