ロシア軍、ウクライナ東部クラマトルシク・スロヴヤンシクを砲撃 住民死傷
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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、21日から22日にかけての夜間、同国東部ドネツィク州主要都市であるスロヴヤンシクとクラマトルシクを砲撃した。いずれの町にも死傷者が出ている。
フィラシュキン・ドネツィク州軍行政府長官がフェイスブック・アカウントで報告した。
スロヴヤンシクへの攻撃では、17歳の男児が死亡、他3名が負傷。民家32軒、行政庁舎2軒、集合住宅4軒、製造所1軒、自動車3台が損傷。
クラマトルシクへの攻撃では、62歳の男性が死亡、他4名が負傷。敵は集合住宅と産業地区を砲撃し、また瓦礫の下に人が残っているという。
フィラシュキン氏は、「敵は意図的に民間人を狙っている。危険は1日たりとも消え去らない。私は皆に、ドネツィク州からウクライナのより安全な地域へと避難するよう要請する! 自分と近親者を守ってくれ!」と書き込んだ。
また、国家非常事態庁は、テレグラム・チャンネルにて、クラマトルシクではミサイルにて4階建て集合住宅の一部が破壊されたとし、22日13じ30分時点で、2名の男性の遺体が瓦礫の下から引き上げられたと伝えた。まだ3名が瓦礫の下に埋まっている可能性があるという。