シルシキー宇軍総司令官、ゼレンシキー宇大統領に軍のロシア領内での活動状況を報告
ウクルインフォルム
ウクライナ軍のシルシキー総司令官は7日、ゼレンシキー宇大統領に前線の状況やロシア領のクルスク州とベルゴロド州におけるウクライナ防衛戦力の配置・活動状況を報告した。
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージで伝えた。
ゼレンシキー氏は、「今日別途オレクサンドル・シルシキー総司令官の報告を受けた。前線、クルスク州での私たちの配置、ベルゴロド州での私たちの配置についてだ。敵領の国境隣接地域での活発な行動を続けており、それは完全に公正である。戦争は、それが来たところへ戻らねばならない。主要な目的は、これまでと同じく、私たちの領土を最大限守ること、スーミ州とハルキウ州にてロシア占領軍から私たちの国民を守ることである」と発言した。
また同氏は、シルシキー総司令官が防衛戦力部隊の国境線沿い、いわゆる「グレーゾーン」、敵の領土内での活動について報告したと伝えた。
そして同氏は、「クルスク州での私たちの戦士の勇敢さと強靭さのおかげで、クルスク作戦全体のおかげで、前線の他の方面、とりわけドネツィク州での圧力を低減させることができている。前線では、これからもロシアの装備品、占領軍が利用している兵站全体を破壊することが極めて重要だ」と発言した。
同氏はそして、その結果を出し、敵に損耗を加え、ウクライナの陣地を守っているウクライナの各部隊に謝意を伝えた。