ロシアは米国の現在の和平提案に同意できない=リャプコフ露外務次官
ウクルインフォルム
ロシアのリャプコフ外務次官は、同国はウクライナにおける戦争の終結に関する米国の現在の提案に同意できないと発言した。
リャプコフ外務次官が外交誌『国際生活』におけるインタビューの際に発言した。ロイター通信が報じた。
リャプコフ氏は、「米国が提案しているモデルと決定を、私たちは、非常に真剣に受け止めているが、しかし、私たちはそれを今のままでは受け入れられない」と発言した。
同氏はまた、米国は「まず停戦につき合意することを可能にするような何らかのスキームを見つけようとしている」と指摘し、「そして、その後、何らかの他のモデルやスキームへと移行しようとしているが、理解できる限り、そこには、現時点で、私たちの主要な要求、具体的にはこの紛争の根本原因に関係する問題の解決の場がないのだ。それが完全に欠落しており、それは克服せねばならない」と発言した。
これに先立ち、ウクライナのゼレンシキー大統領は3月26日、ロシアが戦争を終わらせたがらない限り、新しい対露制裁が必要だと発言していた。
また、ドイツのベーアボック外相は4月1日、ロシアのプーチン氏は時間稼ぎをしており、戦闘を激化させ、ウクライナの破壊を続けていると発言していた。
フィンランドのストゥブ大統領は、3月29日に米国のトランプ大統領と会談した後、米国のロシアに対する忍耐は「尽きつつある」と発言している。