ルッテNATO事務総長、露宇戦争のあり得る和平合意の詳細を公で協議すべきでない理由を説明
ウクルインフォルム
北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は、ウクライナとロシアの間の戦争終結に関するあり得る和平合意の詳細について公の場で協議しないよう警告した。
ルッテ事務総長が「アメリカの声」にコメントした。
ルッテ氏は、ウクライナにとって「強力な合意」となり得る詳細は開示しない方が望ましいと指摘した。
その際同氏は、「私はいずれそこに至る。そうでなければ、私は望む以上にプーチンに気付かせてしまうことになる。どうして今、そのやりとりをテレビでする必要があるのか。それは少し密室の中にしておこうではないか。なぜなら、そうでなければ、彼が協議の席に着く時に、もう私たちが何をしようとしているか知っていることになる。そのため、私は、あなたの質問には答えるをためらっているのだ」と発言した。
同時に同氏は、オランダ、ドイツ、英国、フランス、デンマーク、スペイン、スカンジナビア諸国を挙げて、多くの欧州の国々からのウクライナ支援は揺るぎないものだと明言した。
そして同氏は、「ウクライナ支援は揺るぎない。私は1つ1つの国、NATOの1つ1つの同盟国を思い出さねばならない。私たちは皆、あなた方と共にある。私たちは、あなた方の条件で協議に達する際に、あなた方が強い立場であることを欲している」と発言した。
トランプ氏が大統領に就任してからの米国の対ウクライナ支援が減少する可能性に関しては、ルッテ氏は、米次期政権との作業は続いていると指摘した。
同氏は、「私たちは新政権と作業しており、私は、合意が、それが生じる時に、強力なものとなることが重要だと思っている」と発言した。