ウクライナ軍のフェリー攻撃により露はケルチ橋を通って燃料輸送をせざるを得ない=英国防省

ウクライナ軍のフェリー攻撃により露はケルチ橋を通って燃料輸送をせざるを得ない=英国防省

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英国防省は25日、ウクライナ軍がケルチ海峡の露カフカス港にて鉄道フェリー「スラヴャニン」を攻撃したことで、ウクライナ南部のロシア占領軍の兵站能力は悪化し、液化天然ガス(LNG)輸入に悪影響を及ぼすだろうと予想している。

英国防省がソーシャルメディア「X」アカウントで防衛インテリジェンスの報告を掲載した

報告には、「7月23日、ウクライナ軍は露カフカス港のROROフェリー『スラヴャニン』にダメージを加えた。この攻撃は、まず確実にロシアがウクライナ南部の占領軍への補給をしたり、LNGを地域輸出を行ったりする上でさらなる兵站面の問題をもたらす」と書かれている。

また国防省は、「スラヴャニン」はケルチ海峡を通じたロシアとクリミア半島の間の3隻の鉄道フェリーの中で最大の鉄道車両輸送能力を持つものだと指摘した。

そして、「2024年5月29日のウクライナによる他2隻のフェリーへの成功裡のミサイル攻撃の後、『スラヴャニン』は唯一の鉄道ROROフェリーとして復帰していた。5月29日以前は、『スラヴャニン』は、おそらくLNGを黒海の顧客に輸送していた」と説明されている。

さらに国防省は、フェリーによる鉄道車両の輸送が止まるのが一時的だとしても、それはコストを高め、ロシアの燃料、弾薬、装備品のケルチ海峡を通じた輸送の柔軟性を低めると指摘している。

その上で、「これらの攻撃以降、ロシアが安全手続きを変更し、ケルチ海峡を通じた燃料輸送を鉄道車両で行うリスクを取らざるを得なくなる可能性が非常に大きい。それは、2022年10月のその橋への最初の攻撃以降、避けようとしてきたものである」と説明されている。

これに先立ち、23日、ウクライナ軍参謀本部が露カフカス港の鉄道フェリー「スラヴャニン」を攻撃したと発表していた


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