サンドゥ・モルドバ大統領、トランスニストリア紛争を解決する「地政学的機会」が生じることを期待

サンドゥ・モルドバ大統領、トランスニストリア紛争を解決する「地政学的機会」が生じることを期待

ウクルインフォルム
モルドバのサンドゥ大統領は、90年代から続く自国のトランスニストリア地域の紛争につき、今後数年間で同紛争を解決する「地政学的機会」が生じる可能性を排除しないと発言した。

モルドバニュースサイト「ポイント」が報じた

報道には、「マイヤ・サンドゥ大統領は、今後数年間でトランスニストリア紛争の解決が可能となる『地政学的機会』が生じる可能性を排除していない」と書かれている。

サンドゥ氏は、「私たちにとっては、以前同様、国内の平和と安定を維持することが基本的な目的であり続けている。私たちは、問題を、特別な大騒ぎなく、段階的に解決しようとしている」と発言した。

同時に同氏は、トランスニストリア地域にて人々は「ここ(政府管理地域)と同じく、平和を求めている」との述べた。

そして同氏は、「私たちは、(露宇)戦争の当初同様、左岸(編集注:トランスニストリア地域)の若い人々は、(編集注:ロシア軍に入れられ)対ウクライナの戦いに向かわせられるのではないかと怯えて、右岸へと移動してきているのを目にしている。私たちは、欧州統合の効果を示していく。私は、そこの人々が欧州統合を拒否するというのは想像できない」と発言した。

また同氏は、トランスニストリアの主要な問題は、ロシア軍の存在であり続けていると指摘した。

さらに同氏は、「私たちは、ここの『クレムリンの奉仕者』が朝から晩までモルドバの中立地位に懸念を表明し続けているのを目にしている。しかし、モルドバの中立はロシア連邦だけが侵害しているのだ。他のいかなる国も中立を侵害していない」と強調した。

なお、モルドバ領トランスニストリア地域には、90年代から第14ロシア軍が駐留している。1999年、欧州安全保障協力機構(OSCE)イスタンブル首脳会談にて、ロシア連邦は2002年末までに同地から軍と弾薬を撤退することが義務付けられたが、ロシアは現在までこれを履行していない。

2017年、モルドバ憲法裁判所は、ロシア軍のトランスニストリア地域への駐留は国家の中立に反するものだと認定している。

2022年3月15日、欧州評議会議員総会は、このロシア軍の違法駐留の続くモルドバ領トランスニストリア地域を「被占領下」と定める決議を採択している

サンドゥ・モルドバ大統領は、同国がロシアに対して、モルドバ領トランスニストリア地域からのロシア軍、兵器、弾薬の撤退・撤収を要求していることを繰り返し喚起している。またサンドゥ氏は、2023年8月、モルドバは国内のトランスニストリア紛争につき、平和的な手段でのみの解決を望んでいるとしつつ、ロシアの対ウクライナ戦争にてウクライナが勝利した際には、トランスニストリア紛争解決に向けた地政学的な機会が生じるかもしれないと発言していた

また、ウクライナのゼレンシキー大統領は2023年6月1日、モルドバが抱えるトランスニストリア占領地問題につき、モルドバ首脳陣から要請があれば、ウクライナは対応し、同国を支援し得ると発言している


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