ロシア軍ミサイルの破片、オデーサの民家に落下 74歳の男性負傷
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ウクルインフォルム
18日未明のロシア軍によるウクライナへのミサイル攻撃の際、撃墜されたミサイルの破片が南部オデーサの民家を損壊し、74歳の男性が負傷した。
負傷した男性の配偶者のヴァレンティナさんがウクルインフォルムの記者に伝えた。
ヴァレンティナさんは、夜間に爆発で目を覚ましたと述べた。視力の悪いヴァレンティナさんは、どうして家中が埃まみれになっているのか、すぐには理解できなかったという。
写真:ニーナ・リャショノク/ウクルインフォルム
ヴァレンティナさんは、「飛び起きたんですが、全ては霧の中のようでした。私は最初、それは目が悪いからだと思いました。私は最近目の手術をしたので。どこから瓦礫やら板やらが来たのか理解できませんでした。すぐに夫の元へ走って行くと、彼は隣の部屋で寝ていました。見ると、彼は何かに押しつぶされているのです。樽のような何かで、理解できませんでした。私は、それを夫から取り除こうとしました。すると、ミコラ(夫)は『触るな、痛い』と叫びました」と伝えた。
動画:ウクライナ内務省(テレグラム)
そして、ヴァレンティナさんは、自分で夫を助け出せないとわかり、隣人に助けを求めに行ったと伝えた。男性は肋骨が折れており、病院へ搬送されたという。
その他、ウクライナ軍南部司令部「ピウデン」のナザロウ報道官は、テレグラム・チャンネルにて、同日のロシア軍の攻撃により、オデーサでは、教会やホテルが損傷したと報告した。
写真:ナザロウ「ピウデン」報道官
これに先立ち、ウクライナ空軍は、18日未明のロシア軍による攻撃の際、巡航ミサイル「カリブル」6弾と自爆型無人機「シャヘド136/131」31機を撃墜したと報告した。空軍は、巡航ミサイルと大半の自爆型無人機は、南部のオデーサ州とミコライウ州で撃墜したと伝えていた。