プーチン露大統領の「停戦」と称するものの発表に米独ウクライナ政権関係者コメント

プーチン露大統領の「停戦」と称するものの発表に米独ウクライナ政権関係者コメント

更新
ウクルインフォルム
5日、プーチン露大統領が6、7日に一方的に「停戦」と称するものを行うと発表したことにつき、バイデン米大統領は、「彼は酸素を見つけたがっているのだろう」とコメントした。

ロイター通信が報じた

バイデン米大統領は、「彼は、12月25日と新年に病院、幼稚園、教会を爆撃する準備があった…。つまり、私は、彼は少し酸素を見つけようとしているのだと思う」とコメントした。

ドイツのベーアボック外相は、ツイッター・アカウントにて、プーチン露大統領の「停戦」と称するものの発表を批判した

ベーアボック氏は、「もしプーチンが平和を欲していたなら、彼らは兵を家に戻らせていたはずであり、戦争は終わっていたはずなのだ。しかし、当然ながら、彼は小休止の後に戦争を続けたがっている」と書き込んだ。

同氏はまた、その「停戦」と称するものはロシアの占領下、日々の恐怖の中を暮らす人々には自由も安全ももたらさないと強調した。

その上で同氏は、ドイツは、ウクライナ人が再び平和と自決の中で暮らせるようにすべく、彼らを支え続けると伝えた。

ウクライナのクレーバ外相は、ツイッター・アカウントにて、本件につき、ゼレンシキー宇大統領が10項目からなる「平和の公式」を提案したが、「ロシアはそれを無視し続け、クリスマスイブにヘルソンを砲撃し、新年に大規模ミサイル・無人機攻撃を行ったのだ」と喚起した

そして同氏は、「彼らの現在の『一方的停戦』は深刻に受け止められないし、受け止めるべきではない」と強調した。

ウクライナのポドリャク大統領府長官は、ツイッター・アカウントにて、ウクライナはロシアと異なり、外国領も攻撃していなければ、民間人も殺しておらず、ウクライナが破壊しているのは自国領にいる占領軍の構成員だけだと指摘した

さらに同氏は、ロシアは占領地を去らねばならず、その時初めて「一時的停戦」が生じるのだと伝えた。

欧州連合(EU)のミシェル欧州理事会議長は、ツイッター・アカウントにて、「侵略者はクレムリンだ。そして、犠牲者はウクライナの人々だ。ロシア軍の撤退が、平和と安全を回復する唯一の真剣な手段だ。一方的停戦の発表は、違法でグロテスクな併合と関連住民投票と同じく、偽であり、偽善である」と書き込んだ

これに先立ち、同日、ロシアのプロパガンダメディアは、テロ国家ロシアのプーチン大統領が、1月6日12時から1月7日24時までの36時間、ウクライナ領の衝突ライン前線にて「停戦」を行うように指示を出したと伝えていた。

追加(6日0時16分):ミシェル欧州理事会議長のツイートを追記。


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

トピック

ウクルインフォルム

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用に際しては、検索システムに対してオープンであり、ukrinform.jpの第一段落より上部へのハイパーリンクが義務付けてられています。また、外国報道機関の記事の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びその外国報道機関のウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。「宣伝」のマークあるいは免責事項のある記事については、該当記事は1996年7月3日付第270/96-BPウクライナ法「宣伝」法第9条3項及び2023年3月31日付第2849ー9ウクライナ法「メディア」の該当部分に従った上で、合意/会計を根拠に掲載されています。

© 2015-2024 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
期間別:
-