ハルキウ市市長、ロシア軍の無差別砲撃の被害を報告
ウクルインフォルム
東部ハルキウ市のテレホウ市長は、28日のロシア軍による民間人居住区への砲撃により、車に乗っていた親子が現場で死亡した他、シェルターから水を求めて外に出た人もまた死亡したと伝えた。
テレホウ市長がテレグラム・チャンネルにて報告した。
テレホウ氏は、「今日だけで37名が負傷、その内3名が子供だ。4名がシェルターから水を取りに行き、亡くなった。大人2人、子供3人の家族が、車の中でそのまま焼け死んだ。本当に凄惨だ。私たちはともに、これを生き延びねばならない。頑張ろう」と書き込んだ。
同氏はまた、これは単なる戦争ではないと指摘した。同氏は、「今日という日が示したことは、これが単なる戦争ではないということだ。これは私たち、ウクライナ人への殺人だ。ハルキウは、長い歴史で初めて、このようなことを経験した。集団住居へ着弾した砲弾は、全くもって無実の民間人を殺し、体をばらばらにした。そのような破壊は、ハルキウ市は、最近の歴史には受けたことがない」と強調した。
なお、28日日中、ハルキウ市にて、ロシア軍は、ロハン、オレクシーウカ、サルチウカの民間人居住地区に向けて大規模砲撃を行った。最新情報では、民間人の死者数は11名。
これに先立ち、ロシア連邦のプーチン露大統領は24日、ドンバス保護を目的とした特別軍事作戦実施に関する決定を採択。同日午前4時頃、ロシアがウクライナに対する戦争を開始した。