ウクライナでオミクロン株「BA.5」感染事例が確認

ウクライナ国内で、新型コロナウイルスのオミクロン株の1つ「BA.5」の感染事例が確認された。

28日、ウクライナ保健省がフェイスブック・アカウントにて伝えた

発表には、「チェルニウツィー州にて7件の事例が見つかった。しかし、オミクロン株の1種が他の地域にもすでにある可能性は排除されない。サンプルの分析(シーケンシング)が続いている」と書かれている。

同省は、これはCOVID-19がどこにも消えていないことを意味するのだとし、ウイルスは変異し、免疫対応を回避しようとしているのだと指摘した。そして、「ウクライナと、この種が活発に広まっている欧州の国々の間に大きな違いはない。現在、この種が重症化事例や死亡例をより多く引き起こすかどうかという質問へ回答し得るだけの分析はあまりない。しかしながら、世界保健機関(WHO)の情報では、欧州ではその件数は確かに増えている。今のところ、この2つの出来事の間の繋がりの直接的な証拠はなく、分析が続いている」と伝えた。

さらに同省は、現在すでにある情報でも、ブースター接種がこの種のウイルスに対しても中和化抗体を高いレベルで生み出すことが証明されていると伝えた。