ルビオ米国務長官、ウクライナ戦争につき「和平達成のためには双方の困難な譲歩が必要」

米国のルビオ国務長官は19日、ウクライナにおける永続的な平和を達成するためには、「困難だが不可欠な譲歩」に戦争当事国双方が向かう必要であるとコメントした。

ルビオ国務長官がXアカウントにコメントを投稿した

ルビオ氏は、「ウクライナでのもののような複雑で致命的な戦争を終わらせるには、真剣で現実的なアイデアの広範な交換が必要だ」と指摘した。

また同氏は、永続的な平和を達成するには、双方が困難だが不可欠な譲歩に同意することが求められるだろうとし、「だからこそ、私たちはこの紛争の双方からの意見に基づいて、この戦争を終わらせるための潜在的なアイデアのリストを作成しており、今後も作成し続ける」と書き込んだ。

しかし、ルビオ氏は、具体的にどのような「譲歩」や「アイデア」について言及しているのかは示していない。

これに先立ち、複数の米国報道機関が、匿名の米国およびロシア当局者の発言を引用する形で、トランプ米政権がロシア側と秘密裏に協議し、ウクライナでの戦争の終結に向けた「28項目の新しい和平案」を策定しているが、その内容はロシアの最大主義的要求に沿った内容となっていると報じていた

写真:ウクライナ大統領府