「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」という強い危機感で取り組んでいる=茂木日本外相

日本の茂木敏充外相は12日、ウクライナのシビハ外相と会談した際に、日本は「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」という強い危機感を持ち、ウクライナ情勢に取り組んできており、今後もウクライナ支援と対露制裁に取り組んでいくと発言した。

日本外務省が公式ウェブサイトでカナダのナイアガラで行われた日宇外相会談の結果を公表した。なお、会談は約20分間行われたという。

発表によれば、茂木外相は、日本は「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」という強い危機感を持ち、ウクライナ情勢に取り組んできており、今後も、G7及び国際社会と連携してウクライナ支援と対露制裁に取り組んでいくと発言した。また、ロシアによるウクライナ侵略は、国際社会の秩序の根幹を揺るがす暴挙であると述べ、「ウクライナと共にある」との我が国の一貫した立場を改めて表明した。

これに対して、シビハ外相は、ウクライナの現状や取り組みについて説明した。

茂木外相はまた、自身の就任直後に主催した「ウクライナ地雷対策会議」が成功裏に開催されたと述べ、日本としてこの分野の取組を主導していくことを伝えた。

シビハ外相は、これまでの日本のウクライナ支援に謝意が示されるとともに、今後とも協力していきたいと発言した。

両外相は、「安全保障分野を含む」二国間関係の強化及び今後のウクライナ情勢について、引き続き緊密に連携していくことで一致した。

同外相会談のウクライナ側発表についてはこちら

写真:日本外務省