ゼレンシキー宇大統領、ストゥブ・フィンランド大統領と露無人機のポーランド侵入や制裁等を協議
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ウクライナのゼレンシキー大統領は11日、キーウを訪問したフィンランドのストゥブ大統領と、ポーランドへのロシア無人機侵入、対露制裁強化などにつき協議した。
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで伝えた。
ゼレンシキー氏は、ストゥブ氏を「ウクライナの友人」と呼び、「私たちを支えるため、戦争を止めるため、安全を理想的に保証するためにとても沢山のことをしてくれている」と称えた。
また同氏は、「私たちは今日、多くの方面で充実した話をした。ロシア人がポーランドに対して行った攻撃に多くの注意を向けた。全てのことが示しているのは、ウクライナ領とベラルーシ領を通じたロシア無人機のポーランド領への発射がよく考えられたものであり、間違いなく偶然ではないことである。ロシアは、残念ながら、侵略を続け、侵略を拡大する可能性を有している。強力な措置が必要であり、それは欧州からだけ必要なのではないし、ロシアの戦闘能力を新たに制限する強力な圧力が必要なのだ」と強調した。
また同氏は、フィンランドに対して、制裁作業の支援につき謝意を伝え、ウクライナは欧州連合(EU)の第19次制裁を待っていると伝えた。
その他、領首脳は、シェルター問題についても協議したという。ゼレンシキー氏は、「ウクライナにいる私たちは、フィンランドが『シェルター連合』のようなイニシアティブに加わっていることに感謝している。それは、国家のレベルだけでなく、自治体のレベルでも、私たちを助けるものだ」と指摘した。
なお、11日、フィンランドのストゥブ大統領夫妻がキーウを訪問している。
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