ゼレンシキー宇大統領、ヴァンス米副大統領とルビオ米国務長官と会談

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ウクライナのゼレンシキー大統領は18日、米国のヴァンス副大統領とルビオ国務長官(兼国家安全保障担当大統領補佐官)と会談した。

ウクライナ大統領府広報室がローマでの同会談につき公表した

発表によれば、ゼレンシキー大統領は米国と米国民に対して、ウクライナ支援につき謝意を伝え、またトランプ米大統領と大統領チームに対して戦争終結のための努力につき別途謝意を伝えた。

またゼレンシキー氏は、ウクライナは米国の提案を一貫して支持しており、公正かつ永続的な平和の達成のために建設的な対話をしていると強調した。

同氏は加えて、イスタンブルでの交渉と、その際ロシアが長期停戦実現のために提示した非現実的な条件について報告した。同氏は、ロシア代表団の代表性の低さは、その代表団にいかなる決定を採択する権限もないことを示していたと指摘した。

さらに同氏は、ロシアが自らが提案した停戦をどのように違反していたかについて伝えた。その際同氏は、それらは全て、ロシアには戦争終結の意向が全くないことを示しており、だからこそ完全かつ無条件の停戦にロシアを同意させるための圧力が必要だと訴えた。

会談時には、双方はそれぞれの立場と、状況を変え得る今後の行動、とりわけ対露制裁について詳細に協議が行われた。

ゼレンシキー氏は、前線の最新情勢について報告した。

その他、ウクライナ・米国間の経済パートナーシップ協定の実現に注意が向けられた。ゼレンシキー氏は、トランプ氏に対して、防衛産業分野と貿易分野における協力の新しい提案の含まれた書簡を送ったと発言した。

なお、ゼレンシキー大統領は同日、バチカンでの教皇レオ14世の就任ミサに出席した。