ゼレンシキー宇大統領、訪米したマクロン仏大統領と電話会談
ウクライナのゼレンシキー大統領は25日、米国を訪問したマクロン仏大統領と電話会談を行い、マクロン氏の訪米や今後の予定について話し合った。
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで伝えた。
ゼレンシキー氏は、「いつもと同じく、エマニュエル・マクロン仏大統領との建設的なやりとりを行った。エマニュエルは私に自身の米国訪問とトランプ大統領との会談について報告した。私は、昨日のキーウでの北欧・バルト諸国の首脳との会談の詳細を共有した。公正な平和達成のためには、世界の私たちの地域における1つ1つの国の声が必要だ。私たちは、共通の立場と信頼できる安全の保証の形成に向けて作業している」と伝えた。
同氏によれば、両首脳はまた、予定や様々なフォーマットでの今後の連絡について調整したという。
そして同氏は、「私たちが望む平和は、ウクライナと欧州全体における未来の世代のために、ロシアの侵略からの防衛を保障せねばならない」と強調した。
さらに同氏は、マクロン氏にこれまでの支援につき謝意を伝え、「ウクライナは、フランスが私たちの共通の未来のためにいかに多くのことを行っているかを見ている」と指摘した。
マクロン仏大統領も、自身のXアカウントにて、ゼレンシキー氏とスターマー英首相との電話会談につき報告した。
マクロン氏は、「ワシントンから帰ってきてから、私はスターマー英首相と、その後ゼレンシキー宇大統領と話した」と書き込んだ。
そして同氏は、皆が「ウクライナにおける強固で永続する平和のために今後も働いていく活動に満ちている」と指摘した。
これに先立ち、マクロン仏大統領は24日、ワシントンでトランプ米大統領と会談していた。
また、27日にはスターマー英首相が訪米し、トランプ氏と会談する予定。
さらに、トランプ氏は、ゼレンシキー大統領が28日にワシントンを訪れて鉱物資源合意に署名するかもしれないと発言している。
写真:大統領府