「あなた方の戦いがなければ、モルドバはロシアの次の占領対象だっただろう」=モルドバ大統領、ウクライナ軍に感謝

モルドバのサンドゥ大統領は21日、ウクライナ軍に対して、ロシアの侵略に抵抗して、防衛戦を行っていることにつき、その戦いがなければ、ロシアの次の占領の対象になっていたのはモルドバだっただろうと発言した。

キーウを訪れたサンドゥ大統領がゼレンシキー宇大統領とミシェル欧州理事会議長との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

サンドゥ大統領は、「ゼレンシキー大統領よ、今日、私は、ウクライナの戦士たちが、ウクライナが自由かつ独立し続けるために、前線でロシアの侵略と戦いながら払っている甚大な犠牲につき感謝している。私たちは、その抵抗、その戦いがなければ、私たちの国がロシアの占領対象リストにおける次の国だっただろうことを知っており、そのリストにおける最後の国でもなかっただろうと思っている。あなた方はウクライナを守ることで、モルドバのことも守っているのだ」と発言した。

また同氏は、モルドバはウクライナの側に居続け、今後もウクライナを支えていくと述べた。そして、「必要な限り、ウクライナ人は私たちの国においていつでも暖かく迎えられる。私たちの道路、私たちの鉄道、私たちの連帯の道は、ウクライナの製品が輸出先の市場に到達するのを助けていく。私たちは、ウクライナの地雷除去グループを助けており、モルドバはウクライナに人道支援を提供しており、不断の電力供給の確保を支援している」と伝えた。

さらに同氏は、「ウクライナの隣に立つということは、ゼレンシキー大統領の10項目からなる平和の公式を支持していることを意味する」と強調した。

そして同氏は、「私たちは、あなた方の目標を支持しており、それを共有している。それは、私たちの目標でもあるのだ」と伝えた。

これに先立ち、21日、サンドゥ・モルドバ大統領がキーウを訪問し、ゼレンシキー夫妻と尊厳革命犠牲者追悼碑を訪れていた。また同日、ミシェル欧州理事会議長とピストリウス独国防相もキーウを訪れていた。